技術ネタ。
2週間ほど前に、IHANetなるインターネット上の有志のネットワークに参加した。
IHANetとはいわゆるISPが行う、AS番号を割り当ててBGPとかのルーティングプロトコルで経路を交換して、インターオペラビリティの実験や個人のスキル向上をしましょうというグループで、Tomochaさんとかいろいろな人がいます(笑
個人的にはまったポイントが有ったので、軽くまとめ。
- Cisco IOS(12.4系)でlink-localアドレスを用いて経路をBGPにより交換する場合
router bgp 64535 neighbor peer peer-group neighbor FE80::2008:1%Tunnel8 remote-as 64525 neighbor FE80::2008:1%Tunnel8 peer-group peer neighbor FE80::2008:1%Tunnel8 update-source Tunnel8 ! address-family ipv6 neighbor peer soft-reconfiguration inbound neighbor FE80::2008:1%Tunnel8 activate network 2001:268:355::/48 exit-address-family !
といってlink-localアドレスにインターフェイスを追加する必要がある。
当たり前のようで、はまってしまったので注意。 - IPv6がmtu 1280以上のパケットをはじく
これは未だ何が原因だがわかっていないのだけど、IIJ系からMTU 1280以上のパケットを送るとKDDI大手町のトンネルルータから先パケットが届かなくなる。
KDDI側の問題は考えづらくたぶん僕の問題だと思うが、とりあえず以下のコマンドで直った。ipv6 virtual-reassembly max-reassemblies 1024
後は最近家にiSCSIに対応したNASを導入した。
元々会社にiSCSIを導入してESXi周りをすっきりさせようと思ったのだが、コストがべらぼうにかかる(Dell MD3000iにSAS 1TBx15を積んで100万ぐらい)のと、ぶっちゃけストレージをGbEなんかに乗せて大丈夫なの?っていうのが有ったので、見送った。ただ、現実問題いつかストレージ周りを統合させないといけなくなったときにどんなもんかわからないのもイヤなので、家で購入してiSCSI + ESXiでどの程度スループット出るか試してみることにした。
購入したのは、QNAP TS-509 Pro
またセットアップしたところまでなので、何とも言えないが単純NASとしてはかなり早い。
NASとしては優秀だが、iSCSIとしてシステムドライブを入れたりするとどうなるのかはかなり興味深い。
ベンチマークとったりして試したいと思う。
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IHANetつないじゃいましたかw
私もやろうかなぁと思っているのですが、IPv6の通信が安定してないので見送ってます。
MTU、IIJのトンネリングサービスがMTU1280だったと思います。(設定資料にどこにも書いてないけど)
>mimuret
ご無沙汰ですー!
そうなんですよ。ついつい参加しちゃったのです。
IIJのMTUが1280なんですかー;;
WIDE系からはつながるので何でかなーとは思っていたのですが。
ただKDDIの大手町までは来てるので、IIJ側の問題ではなさそうですけどね。